今回は、プロサッカー選手として活躍する橘田健人(たちばなだ・けんと)選手にインタビューしました。豊富な経験をもとに学生時代からプロへの道のりについて語っていただきました。
橘田選手ならではの視点や経験をもとに、サッカー選手としての自覚や継続力の重要性について深堀りしていきます。インタビューを通じて、橘田選手の人柄や思いに触れてみてください。
これから社会に出る大学生へのメッセージもいただいています。
取材者:サンキャリア|荒賀・浅野
はじめに
サンキャリアの荒賀と浅野が、プロサッカー選手として活躍する橘田健人選手へインタビュー。インタビューの前にそれぞれの簡単なプロフィールを紹介します。
プロフィール
橘田健人
Jリーグ・川崎フロンターレ所属の鹿児島県霧島市出身のプロサッカー選手。桐蔭横浜大学サッカー部出身でポジションはミッドフィールダー。天皇杯2回戦のAC長野パルセイロ戦でプロ入り初ゴールを決め、2023シーズンにはキャプテンを務めている。現在も川崎フロンターレで活躍中。
荒賀愼平
小中高サッカーに励む。法政大学入学後、外資系政府機関・スタートアップ企業でのインターンを経て、大学2年次に鹿・猪・熊などの利活用を促すジビエ事業を創業。その後、Webコンサルティング事業を展開し、事業売却を実現。現在は、SUNCAREERの代表として人材支援事業を牽引している。
浅野嵩人
橘田選手の大学時代の同期で、瀬戸内高校サッカー部でキャプテン、桐蔭横浜大学サッカー部で副キャプテンを歴任。プロサッカー選手の道を断念後、上場企業に新卒入社。キャリア支援の熱意から体育会系特化の人材紹介会社で責任者を務め、現在はSUNCAREERで人材事業の立ち上げに挑戦中。
学生時代の橘田健人選手
橘田健人選手は鹿児島県出身。
サッカーに情熱を燃やし、中学校時代の監督の勧めで神村学園高等学校へ進学。高校時代には、1学年下の髙橋大悟選手とともにプレーしましたが、全国大会への出場は叶いませんでした。
彼の本格的な成長は、桐蔭横浜大学に進学してから始まります。大学4年生の時には、その実力が評価され、2020年6月に川崎フロンターレへの加入が内定しました。
■所属チーム経歴
国分西サッカースポーツ少年団(鹿児島県)[霧島市立国分西小学校(鹿児島県)][霧島市立天降川小学校(鹿児島県)] ― 霧島市立舞鶴中学校(鹿児島県) ― 神村学園高校(鹿児島県) ─ 桐蔭横浜大学(神奈川県) ─ 川崎フロンターレ
※2020年 川崎フロンターレ JFA・Jリーグ特別指定選手
もっと詳しく橘田選手について知りたいという方は、川崎フロンターレ公式サイトのプロフィール情報をご覧ください。
プロサッカー選手になるまでの道のり
ここからは、橘田選手へのインタビューを紹介していきます。
プロサッカー選手としての道のりやプロサッカー選手としての自覚、継続力の重要性などについて聞かせていただきました。
<左:浅野 中央:橘田選手 右:荒賀>
橘田選手の大学時代の同期であり親交の深い浅野も交えて、より深ぼった橘田選手のプロサッカー選手としての想いをぜひご覧ください。
インタビュアー:荒賀・浅野
進路選択はどのように決断されていましたか?
とにかくサッカーが上手くなれる環境で進路選択はしていました。
なるほど。プロサッカー選手はいつ頃から目指し始めたんですか?
本気でプロを意識し始めたのは大学1年のころ。ユニバーシアードを目指すために全日本大学選抜に入ったときぐらいです。
え、そんな遅かったんだ!
健人は1年生の時から開幕スタメンだったから、もっと早い段階からプロを意識していたのかと思ってた(笑)
もちろんプロサッカー選手になりたいと思っていたけど、大学に入学してレベルの高さに驚かされた。『このままではプロになれない……」と思ってたよ(笑)
それと驚かされたのは、全日本ではとにかく旗手選手や三笘選手。意識の高さにはとにかく驚かされた。
『普段の意識から変えていかないといけない!』と、そこから本格的にプロを意識しはじめた。
それから変化した部分ってあった?
私生活の部分では食事が変わったかな。
それまでは体が細くて当たり負けするのことも多かったから、とにかく量を多く取るように。プレー面では、日々の練習での強度や、プレーの質を意識的に高めてやってたよね。
すべての時間がサッカーに繋がっているという感覚で生活してたかも。
やっぱりそこまで意識を持っていかないと、プロにはなれないってことですね。
プロサッカー選手としての自覚
そのあと大学4年時に川崎フロンターレ入団が決定しますが、その決断の背景についてもお聞かせてください。
フロンターレからオファーが来たと監督から伝えられたときは本当にうれしかったことを覚えています。
そのときフロンターレは毎年優勝争いをしていましたし、今までも常にレベルの高い環境を選んできたので即決で「行きます!」と伝えました。プロになれるうれしさと同時に『ここからが本当のスタートだ』という気持ちが強くなりました。
プロの世界では結果を出すことが求められるので、喜びよりも気持ちを引き締める思いが強かったですね。
入団後も1年目からコンスタントに出場しリーグ優勝しました、プロ1年目のシーズンはどうでしたか?
人生で大きな大会での優勝経験がなかったのでうれしかったですね(笑)
1年目はとにかく必死にくらいついていった結果、試合にも出れるようになって優勝できたといった感じでした。
2年目からは『自分が引っ張っていけるように!』と、考えていました。
橘田選手が思う、プロと大学生の違いはなんですか?
生活がかかっているところですね。
大学生の時はサッカーが好きで楽しみながらやってましたが、プロでは『生活のため』『家族のため』にという思いが強いです。
ただその中でもサッカーが好きというのは変わらないですし、楽しみながらできるようにも意識はしています。
継続力の重要性
プロ生活3年目はキャプテンも任されていましたがより重圧はありましたか?
全然違いましたね。
今までは自分にフォーカスして考えていましたが、チームの事も考えないといけなくなりました。そこは自分が思っている以上にプレッシャーになりました。
そんななかでも天皇杯優勝といった結果を残す事ができたのはどういった要因があったのでしょうか?
周りの人に支えられたというのが1番ですね。そこはチームメイトやクラブに関わる方、家族に感謝したいです。
自分のなかでの要因といえば上手くいってるとき、上手くいっていないときでも、ブレにずにやり続けるということ。常に自分のできる100%を出し続けることがいつか結果に結びつくという考えでいます。
プロになってから経験した失敗や挫折とかもそういう考えで乗り越えてきたの?
プロになってから、試合から離れたり、思うように結果が出ない時期もあったけど、失敗や挫折は成長のチャンスだと思うようにしてたね。
失敗から学び、次にどう活かすかを常に考え、行動することで、少しずつでも前進することができと思う。後は家族とか友達とかとの何気ない時間がより頑張ろうと思える原動力になったかな。
今後のビジョンについて
将来的なキャリアビジョンとかって何か考えてる事あるの?
まずプレーヤーとして成長し続けたいってことしか考えてない。
現役である限り上手くなりたいし、上を目指して行くべきだと思うからその為に日々努力していきたいね。
学生へのメッセージ
最後に、これから社会に出る大学生たちに向けて、橘田選手からメッセージをいただきました。
これから社会に出る大学生に向けて、何かアドバイスがありますか?
大学生活は、社会に出るための大切な準備期間。どう過ごすかが、将来の自分を大きく変えると思います。
最後は自分が覚悟をもって決断できるかどうかが重要だと思います。その決断を正解にするかどうかはその後の自分の行動次第です。
僕自身もより活躍してプロサッカー選手としてのキャリアをプロサッカー選手になってよかったと思えるに努力していきたいです。
まとめ
学生時代からプロへの道のりについてプロサッカー選手の橘田選手にお話を伺いました。
プロとしての生活が始まってからは、結果を求められる厳しさを実感しながらも、家族やチームメイトに支えられ、努力を継続。そして、就職活動を行う学生へのメッセージとして大学生活を社会に出るための準備期間として捉え、覚悟を持って行動することの重要性を語ってくれました。
橘田選手の言葉は、これから社会に飛び込む大学生たちにとって、強い励ましと共感を与えるでしょう。
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