職務経歴書の効果的な書き方ガイド|簡単につくれるテンプレートも

職務経歴書の書き方は、転職活動を成功させるための重要なスキルです。しかし、自分の経験やスキルを効果的にアピールし、採用担当者の目に留まる書類を作成するのは、意外と難しいものです。

この記事では、職務経歴書作成のポイントから、よくある疑問まで、詳しくご紹介します。
職務経歴書のテンプレートも紹介しているのでぜひ、チェックしてみてください。

目次

職務経歴書をつくる前に

引用元:photoAC

さて、いきなり職務経歴書を書き始める前に、ちょっと立ち止まってみましょう。

なぜ転職しようと思ったのか、どんな仕事がしたいのか、自分の強みは何か。こういったことをじっくり考えることが、説得力のある職務経歴書を作る第一歩なんです。

転職の理由や希望する仕事内容が明確になれば、それに沿って自分の経験やスキルを整理できます。「あれ、こんな経験も役立つかも?」なんて気づきがあるかもしれません。

また、応募先の企業研究も大切です。その会社が求める人材像を把握しておくと、自分のどんな部分をアピールすべきか見えてきます。

職務経歴書は、ただ過去の経歴を羅列するだけの書類ではありません。あなたの強みと、会社のニーズをマッチングさせる重要なツールなんです。

職務経歴書をつくる前に

職務経歴書をつくる前に、自己分析や企業研究を行いましょう。転職の目的を明らかにしたうえで職務経歴書を作成することで、説得力のある職務経歴書になるはずです。

職務経歴書に書くべき内容・項目

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では、実際に職務経歴書に何を書けばいいのか、項目ごとに見ていきましょう。

タイトル・氏名・日付

まずは基本情報です。「職務経歴書」というタイトル、あなたの氏名、そして作成日を記入します。当然のことのように思えるかもしれませんが、これらの情報がきちんと書かれているかどうかもとても重要なポイントです。

職務内容・職務概要

これまでのキャリアを時系列で記載していきます。会社名、在籍期間、職位、そして具体的な業務内容を書きましょう。それぞれの職務で、あなたがどんな課題に直面し、どう解決したのか、どんな成果を上げたのかを具体的に書くことが大切です。数字で表せる実績があればなおよいでしょう。

活かせる知識・スキル

あなたが持っている知識やスキルのうち、応募先の仕事に活かせそうなものをピックアップします。技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップなどのソフトスキルも忘れずに記入しましょう。

資格・免許

仕事に関連する資格や免許があれば、ここに記載します。取得年月日も忘れずに。

自己PR

ここであなたの魅力を存分にアピールしましょう。でも、ただ自分が素晴らしいと表現するだけでは、説得力がありません。これまでの経験や成果を基に、なぜあなたがその会社に貢献できるのか、具体的に説明することが大切です。

退職理由・転職理由

正直に、でも前向きに書くのがポイントです。例えば、「もっと自分のスキルを活かせる環境を求めて」とか「新しい分野にチャレンジしたいと思い」といった感じです。前の会社の悪口は絶対にNGです。

これらの項目をバランスよく、そして読みやすく配置することで、採用担当者の心に響く職務経歴書が完成します。次は、より効果的な職務経歴者の書き方・提出時のポイントを見ていきましょう。

選考通過する職務経歴書の書き方・提出時のポイント

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せっかく内容を練り上げても、見た目や提出方法でつまずいては元も子もありません。ここでは、選考を通過するための職務経歴書の書き方と提出時のポイントを紹介します。

第一印象として良く見えるか確認する

職務経歴書は、あなたの「顔」です。第一印象が大切なのは、人と会う時と同じです。以下の点に注意して、見た目の良い職務経歴書を作りましょう。

パッと見て、読みにくいと感じさせない職務経歴書を目指しましょう。

採用担当者が会いたくなるポイントを盛り込む

採用担当者の立場になって考えてみましょう。会社が求めているのは、会社に貢献してくれる人材です。そのため、実績がより分かりやすいように以下のようなポイントを盛り込むと効果的です。

  • 具体的な成果や数字
  • 問題解決能力を示すエピソード
  • 応募先企業の求める能力とマッチするスキル
  • 将来のビジョンや意欲

職務経歴書を見るだけで、「この人と一度話してみたい!」と思わせる内容を心がけましょう。

職務経歴書を提出する際のマナーにも注意する

内容が素晴らしくても、提出の仕方でマイナス印象を与えてしまっては台無しです。提出方法別のマナーを押さえておきましょう。

郵送する場合

  • 折り目をつけずに、専用の封筒に入れる
  • 宛名は丁寧に手書きする
  • 切手は貼り忘れずに

メールで送付する場合

  • 件名は指定がなければ「職務経歴書の送付」など分かりやすいものに
  • 本文は簡潔に、但し失礼のないように
  • 添付ファイルの名前は「職務経歴書_氏名」など分かりやすく
  • ウイルスチェックを忘れずに

これらのポイントを押さえることで、内容だけでなく、あなたの几帳面さや気配りの良さもアピールできます。

さあ、ここまでの内容を参考に、あなただけの魅力的な職務経歴書を作っていきましょう。次は、実際のテンプレートを見ながら、より具体的な書き方を学んでいきます。

職務経歴書のテンプレート

実際のテンプレートを見ながら、職務経歴書の書き方を確認していきましょう。このテンプレートを参考に、自分の経歴やスキルを当てはめていってください。

【見本】

職務経歴書のテンプレートをダウンロード(Excel形式)


ポイントは以下の通りです。

  1. 日付は必ず記入し、常に最新のものにする
  2. 職務経歴は新しいものから順に記載
  3. 具体的な数字や成果を盛り込む
  4. スキルは応募先の求人に関連するものを選んで記載
  5. 自己PRは具体的なエピソードを交えて書く

このテンプレートはあくまで一例です。自分の経歴や応募先に合わせて、適宜アレンジしてくださいね。

転職エージェントを活用して添削をうけよう!

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さて、ここまで職務経歴書の書き方について詳しく見てきました。でも、「いざ書いてみたけど、これで本当に大丈夫かな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、転職エージェントの添削サービスを利用するのがおすすめです。

転職エージェントの職務経歴書の添削を受けるべき理由

転職のプロである転職エージェントの添削を受けることで、あなたの職務経歴書はグッと洗練されたものになります。その理由をいくつか挙げてみましょう。

自分では見落としてしまったミスを発見できる

自分で何度も読み返しても、気づかないミスってありますよね。誤字脱字はもちろん、表現の不自然さや、情報の過不足なども、第三者の目があると発見しやすくなります。

第三者の視点からのアドバイスをもらえる

自分では当たり前すぎて書かなかったことが、実は大切なアピールポイントだったりします。逆に、自分では重要だと思っていたことが、実はあまり重要ではなかったり。第三者の視点から見てもらうことで、新たな気づきが得られるんです。

プロからの的確な意見が得られる

転職エージェントは、日々多くの求人情報や企業の採用基準に触れています。そのため、各業界や職種で求められているスキルや経験を熟知しています。あなたの経歴の中から、応募先企業にとってアピールポイントとなる部分を的確に見出し、アドバイスしてくれるでしょう。

読みやすく訴求力のある職務経歴書が作れる

プロの視点から、レイアウトや表現方法についてもアドバイスがもらえます。結果として、採用担当者に「読みたい!」と思わせる、訴求力の高い職務経歴書が完成するのです。

転職エージェントの添削サービスは、多くの場合無料で受けられます。せっかくの機会ですから、ぜひ活用してみてください。自信を持って提出できる職務経歴書は、きっとあなたの転職活動を後押ししてくれるはずです。

転職エージェントを活用した転職成功事例

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ここでは、実際に転職エージェントを活用して転職を成功させた方の成功事例を紹介します。

転職成功事例① キャリアチェンジに成功

販事務職 年収280万円
⇒ IT企業のカスタマーサポート 年収380万円

20代半ば、事務職として働いていた女性が、成長産業であるIT業界でキャリアを築きたいと考え、サンキャリアに相談しました。これまでの事務処理スキルが評価され、IT企業のカスタマーサポート職への転職を提案されました。転職後、年収が100万円アップし、未経験の分野でありながらも順調にキャリアをスタートすることができました。新しい挑戦にやりがいを感じ、さらなる成長を目指しています。
情報提供元:サンキャリア

転職成功事例② 手厚いサポートで希望の転職活動ができた

他社の大手エージェントと異なり、求人数は少ないものの、手厚いサポートをしていただき、本当に充実した転職活動を行うことができ、感謝しております。特にメーカーでの勤務を希望していただけに、貴社のサービスを受けることが、私にとってベストな選択だったと思います。多くの内定を獲得することは出来ませんでしたが、希望通りの転職先を見つけることができ、満足しております。短い間ではありましたが、サポートしていただきありがとうございました。希望通りの活動を行えたこと、より良い方向へ導いてくださったこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。
引用元:マイナビAGENT

転職成功事例③ 転職で年収アップを実現

医療事務 年収400万円
⇒ IT企業のカスタマーサポート 年収500万円

長年医療事務として働いていた40代女性が、IT業界で新たなキャリアを築きたいと考え、サンキャリアに相談。これまでの顧客対応スキルが評価され、IT企業のカスタマーサポート職への転職を提案されました。転職後、年収が100万円アップし、新しい業界でのキャリアに大変満足しています。これまでの経験を活かしつつ、新たなスキルも身につけられる環境に充実感を感じています。
情報提供元:サンキャリア

転職成功事例④ 内定後のサポートもあり安心だった

自分にあったペースで転職活動を行うことができたことや最終的な転職先についても自身が納得する結果であったこともあるが、非常に満足している。自身が不安や疑問に思った点については、しっかりと的確な回答を頂いたこと、求人についても要望に沿った求人を紹介頂いたこと、内定後も退職交渉などについてのアドバイスを頂いたことなどサポートが充実しており、初めての転職でも安心して利用することができた。約3か月の間、転職のサポートを頂きありがとうございます。自身が納得いく転職になるように、ヒアリングを踏まえたうえで方向性の確認や比較検討可能なように日程調整頂いたことに非常に感謝しています。サポートに関して非常に充実しており、とても助かりました。初めての転職ではありましたが、サポートを通し、不安を解消することができ、最終的に自身の満足のいく転職を実現することができました。本当にありがとうございました。
引用元:マイナビAGENT

転職成功事例⑤ 未経験から内定を獲得

小売業の営業職 年収320万円
⇒ IT企業の営業職 年収400万円

大学卒業後、小売業の営業職として働いていましたが、将来性のあるIT業界への転職を希望。未経験であることに不安があったものの、サンキャリアのキャリアアドバイザーと面談し、これまでの顧客対応スキルや営業経験がIT企業でも活かせると評価されました。アドバイザーのサポートのもとで転職活動を進め、無事に内定を獲得。年収が80万円アップし、将来性のある業界で新たなキャリアをスタートすることができました。
情報提供元:サンキャリア

職務経歴書や履歴書の添削や面接対策まで、一緒になって転職活動を進めてくれるのがエージェントの魅力です。転職エージェントを上手く活用して、あなたも転職を成功させましょう。

職務経歴書や履歴書の添削ならここ!おすすめのエージェント3選

引用元:photoAC

職務経歴書や履歴書の添削でおすすめしたいエージェントを紹介します。マンツーマンのサポートで安心感をもって転職活動を進めることのできるエージェントです。

サンキャリア(合同会社gibierco)

引用元:サンキャリアHP

特徴

・非公開求人が豊富
・スキルアップ講座や診断が充実
・個別サポートとフォローアップで安心

サポート内容

・専任のキャリアアドバイザーによる個別カウンセリング
・履歴書・職務経歴書の添削支援
・面接対策(模擬面接など)の実施

サンキャリアに転職活動の相談をしてみる!

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パソナキャリア(株式会社パソナ)

引用元:パソナキャリア公式HP

特徴

・幅広い年代・職種に対応
・手厚いサポート
・非公開求人が多い

【サポート内容

・年収診断・キャリアタイプシミュレーション
・適性適職診断 PAT
・職務経歴書の添削

株式会社ジールコミュニケーションズ

引用元:株式会社ジールコミュニケーションズ公式HP

特徴

・新卒・第二新卒・既卒及び中途人材の採用・就職支援事業を展開
・デジタルリスクに関するコンサルティング事業も行っている
・3,000社以上の企業の採用支援と30,000名以上の学生の就職支援の実績がある

サポート内容

・企業と人材のマッチング支援
・就職イベント・合同企業説明会の開催
・体育会学生の就職サポート

自分にあったエージェントを見つけよう

結局のところ、自分に合ったエージェントを選ぶのが一番大事。
色々試してみて、「この人、話しやすいな」と思える担当者を見つけてください。

職務経歴書の書き方についてよくあるQ&A

さて、ここまで職務経歴書の書き方について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?ここでは、よくある質問とその回答をまとめてみました。

職務経歴書は何ページくらいが適切ですか?

基本的には1〜2ページ程度が理想的です。ただし、経歴が豊富な場合は3ページになっても構いません。大切なのは、読みやすさと必要な情報が過不足なく盛り込まれていることです。

アルバイト経験しかないのですが、職務経歴書は書けますか?

もちろん書けます!アルバイトでの経験も立派な職務経歴です。特に、正社員の仕事に活かせるスキルや経験があれば、積極的にアピールしましょう。例えば、接客スキルや、責任者としての経験などが挙げられます。

職務経歴書と履歴書の違いは何ですか?

履歴書が基本的な個人情報や学歴、職歴を簡潔に記すのに対し、職務経歴書はこれまでの職務内容や実績、スキルなどを詳しく記述するものです。職務経歴書では、自分の強みや、応募先企業でどう活躍できるかをアピールします。

転職回数が多いのですが、全ての職歴を書く必要がありますか?

必ずしも全ての職歴を詳細に書く必要はありません。応募する職種に関連する経験や、特に重要な実績のあった職歴を中心に記述しましょう。ただし、職歴の空白期間が生じないよう注意が必要です。

志望動機は職務経歴書に書くべきですか?

企業によって要望が異なるので、募集要項をよく確認しましょう。記載を求められている場合や、スペースに余裕がある場合は書いても良いでしょう。ただし、詳細な志望動機は面接で話す内容なので、職務経歴書では簡潔に記すのがよいでしょう。

これらの疑問に答えることで、よりよい職務経歴書が作成できるはずです。
ただし、企業によって求められる形式や内容が異なる場合もあるので、応募の際は必ず募集要項を確認するようにしましょう。

まとめ

引用元:photoAC

いかがでしたか?職務経歴書の書き方について、ここまで詳しく見てきました。
最後に、ポイントをおさらいしてみましょう。

  1. 職務経歴書は、あなたの強みと企業のニーズをマッチングさせる重要なツールです。
  2. 基本的な項目(個人情報、職務経歴、スキル、資格など)を押さえつつ、自己PRも忘れずに。
  3. 具体的な数字や成果を盛り込むことで、説得力が増します。
  4. 見た目も大切。読みやすいレイアウトを心がけましょう。
  5. 提出方法によってマナーが異なるので注意が必要です。
  6. 転職エージェントの添削サービスを利用すると、より洗練された職務経歴書が作成できます。

職務経歴書は、あなたがどんな課題に直面し、どう乗り越えてきたか、その過程でどんなスキルを身につけたかを魅力的に語ることが大切です。

また、応募先企業ごとに内容を微調整することも忘れずに。その企業が求める人材像に合わせて、アピールポイントを変えていくことで、採用担当者の心に響く職務経歴書になるはずです。

良い職務経歴書は、面接のチャンスを広げてくれます。そして面接では、職務経歴書に書いた内容をベースに、より詳しくあなたの魅力を伝えることができるでしょう。

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